くり出し窓
窓の開閉方式の1つで、上げ下げ窓や引き開き窓のように上下・左右方向に水平に開閉するものではなく、内側から外側に押し開くタイプの窓のこと。
浴室やトイレ、キッチンなどの小さなスペースに多く用いられます。
浴室の窓は、湿気を逃すために開け放しにされることが多く、そのため防犯を考慮して開き方の小さいくり出し窓にするなどの工夫がされます。
クロス
壁や天井等に張る内装材のこと。
主にビニール、他には布や和紙などが使われる。
珪藻土
珪藻土とは、内外装に使用される壁材。
吸湿・放出性に優れ、結露やかびの予防に効果を発揮、消臭効果もある。
珪藻土とは、太古の植物プランクトンの遺骸が永年にわたって堆積してできた土であり、小さな粒子の中に無数の孔質(空気層)を抱えているため、調湿性や断熱性、遮音性、脱臭性などに優れている。
ホルムアルデヒドなどのVOCも吸着し、シックハウス症候群を抑えたり、調湿効果で湿度によるダニ・カビの発生で起こるアレルギーやアトピーを防ぐ効果があるとされる。
また、土であるため壊しても自然の土にかえるため環境に優しいなど、多くの利点をもつ。
ケーシング
ドアなどの建具のまわりにめぐらせた枠のことをさす場合が多い。
窓や出入り口のまわりにつける、飾り用の枠のこと。
クロスのはがれや結露の浸透を防ぐ効果があり、意匠状のアクセントにもなる。
化粧合板
化粧合板とは、表面に仕上げ材として何らかの処理を施した合板のこと。
主に、内装仕上げ用として使われることが多い。
プリント合板・塗装合板・塩ビ合板などがある。
抗菌仕様
抗菌仕様とは、住宅設備や家電製品などに施されている細菌の繁殖を抑え、清潔さを保つ仕様のこと。
人の手が触れやすいところなどに施される、雑菌などをつきにくく、繁殖しにくくした仕様のこと。
住宅内の抗菌仕様の設備機器としては、キッチンのワークトップや排水口まわりや浴槽、トイレの便器など水まわりを中心として多く見ることができるが、最近では、手すり、フローリングや壁材まで抗菌仕様のものが登場している。
混合水栓
混合水栓とは、湯と水とを1つの吐水口から出すタイプの水栓金具のこと。
1本のレバーを調整することで水と湯を自由に混ぜられる水栓のこと。
水栓金具の内部で湯と水を混合して、吐水する水栓金具。
湯と水のそれぞれの量を調節することで、水量や温度を調節する。
湯と水のそれぞれにバルブをもつタイプや、一本のレバーで水温と水量を調節できるシングルレバータイプ、好みの温度をダイヤルで設定するとサーモスタットで湯温が自動的に調整されるサーモスタットタイプなどがある。
アイランドキッチン
キッチンの配置方法の1つ。
流しや調理台など機器の一部または全部を壁面から離し、キッチンの中央に置く。
その部分が、島(アイランド)のようになるので、この名称で呼ばれる。
多人数で料理したり、来客時に効果的な演出ができる。
リフォーム時にアイランドキッチンを採用する場合は、給排水管やガス管などの配置と、それぞれの勾配に注意する必要がある。
特にマンションにおけるリフォームでは、高い設計・施行ノウハウが求められる。
上げ下げ窓
上げ下げ窓とは2枚のガラスを上下に並べた形状の窓で、下部のガラスのみ上下する窓をシングルハング窓、上下のガラスが両方とも可動する窓をダブルハング窓という。
ガラスを上下にスライドさせて開閉する窓です上げ下げ窓は、戸車がないため、気密性が高くなるメリットがあります。
アルコープ
部屋や廊下などの壁面の一部を後退させてつくったくぼみ状の部分。
マンションでは主に、共用廊下から少し後退させた各住戸の玄関前部分のことをいい、ドア開閉時に部屋の中が見えてしまうのを防ぐ、プライベートに配慮したつくりと言える。